ゆうの孤独のシアター

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【購入品紹介】『ゾンビの帝国 アナトミー・オブ・ザ・デッド』

今回の購入品はこちら。


『ゾンビの帝国 アナトミー・オブ・ザ・デッド』

なぜ、人はゾンビに誘惑されるのか?

ゾンビが人類を滅ぼす/救う

 

この帯は購入意欲を刺激しますね。

 

 

 

ゾンビ映画の解体新書だが、とにかく解像度がすごい。

関連するゾンビ映画の解説は勿論のこと、ゾンビ映画以外の映画、ラフカディオ・カーン(小泉八雲)、H・P・ラブクラフト、エドガー・アラン・ポーなどの文人、ハイチのブードゥー教、同時多発テロやトランプ大統領など、とにかく多岐に渡り、ゾンビ映画の考察本としては類を見ないほど。

 

個人的には、「アメリカ人にとっての家がどのような意味合いをもつのか」「『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』ではなぜ家にこもったのか」(要約)という点では、D・W・グリフィス時代から続く映画的手法・メタファーを交えての解説が非常に興味深く、長年の疑問が解決したような感覚だった。

 

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から2010年代後半の作品まで幅広く、そして深く解剖=アナトミーしているため、ゾンビ映画の見方が変わるような作品だった。