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『サメ映画大全』
いまやひとつのジャンルとして地位を確立した「サメ映画」だが、本著では古くは1962年の作品から現代にいたるまでのサメ映画が100作品以上紹介されており、入門編にうってつけだ。
歴代のサメ映画を1年5か月もの執筆期間をかけてまとめた力作ということで、誰もが知っている作品からC級サメ映画まで幅広く取り扱い、作品自体の感想はもちろん、歴史や変遷、サメ×〇〇など近年の主流の作風の良し悪しをユーモアを交えた文章で紹介してくれている。
デザインも遊び心があり、開くとまず鮫肌を思わせるエンボス紙のタイトルが出迎える。
本の小口(横の断面)は角度を変えるとサメが浮き上がってくる仕組みになっている。
さらに、ページ右下にパラパラ漫画も描かれており、著者のサメ映画への愛が溢れている。
本著の発売以降もサメ映画は増え続けている事や、ここには掲載されていないD級サメ映画も数多くあるため、あくまで入門編となるが、サメ映画が好き・サメ映画に興味があるという方には是非おすすめしたい。